Enoの音楽日記

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2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

東京都美術館「印象派 モネからアメリカへ」展

東京都美術館で開催中の「印象派 モネからアメリカへ」展は、印象派の絵画がヨーロッパ各地、アメリカそして日本にどのように伝わったかを辿る展覧会だ。展示作品のほとんどはアメリカのウスター美術館の所蔵品。ウスターはマサチューセッツ州の(ボストンに…

インバル/都響

インバル指揮都響のマーラーの交響曲第10番(デリック・クック補筆版)。わたしが聴いたのは2日目だ。SNSを見ると、1日目の演奏には辛口の意見が散見される。だが少なくとも2日目の演奏は、伝説的な演奏の誕生と思われた。 冒頭のヴィオラの音がクリアーで、…

PERFECT DAYS

映画「PERFECT DAYS」を観た。映画を観るのは久しぶりだ。昨年は映画を観なかった。観たい映画はいくつかあったが、結局行かなかった。「PERFECT DAYS」は昨年12月に封切になったので、もう1か月以上続いている。今でもかなりの入りだ。 話題作なのでプロッ…

カサド/N響

パブロ・エラス・カサド指揮N響の定期Bプロ。スペイン・プログラムだ。1曲目はラヴェルの「スペイン狂詩曲」。冒頭のヴィオラを主体にした弦楽器の音が美しい。音の層が透けて見えるようだ。 2曲目はプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番。ヴァイオリン…

追悼 小澤征爾

小澤征爾が亡くなった。1951年生まれのわたしは、中学生のころからクラシック音楽に夢中になったが、小澤征爾は当時のわたしのアイドルだった。音楽雑誌に載った小澤征爾の写真を切り抜き、大切にしていた。 小澤征爾の演奏は何度か聴いた。不思議と記憶に残…

山田和樹/読響:小澤征爾追悼演奏「ノヴェンバー・ステップス」

山田和樹指揮読響の定期演奏会は、忘れられない演奏会になった。プログラムは3曲あった。2曲目に武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」があった。それが始まる前に山田和樹がマイクをもって登場した。どうやら小澤征爾が亡くなったらしい。「ノヴェンバー・…

METライブビューイング「アマゾンのフロレンシア」

METライブビューイングでダニエル・カタン(1949‐2011)のオペラ「アマゾンのフロレンシア」を観た。1996年にヒューストンで初演されたオペラ。甘く酔わせるメロディーがふんだんに出る。アリアあり二重唱ありアンサンブルあり。アリアの後には(観客が拍手…

井上道義/N響

井上道義の2024年12月での引退がカウントダウンに入ってきた。N響の定期演奏会を振るのはこれが最後だ。そう思うと、やはり感慨深い。曲目はショスタコーヴィチの交響曲第13番「バビ・ヤール」。ショスタコーヴィチ最大の曲だ。余力を残して引退する井上道義…

藤岡幸夫/東京シティ・フィル

藤岡幸夫指揮東京シティ・フィルの定期演奏会。1曲目はロッシーニの「チェネレントラ」序曲。「チェネレントラ」は好きなオペラだが、序曲を演奏会で聴いたことがあったろうかと。そもそもロッシーニの序曲を演奏会の冒頭に組むことが(最近では)珍しくなっ…