Enoの音楽日記

人生、何があっても、音楽を聴くと、自分を取り戻します。

2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

新国立劇場「ウィリアム・テル」

新国立劇場の新制作「ウィリアム・テル」。ロッシーニのオペラは好きなので、機会があれば観てきたが、「ウィリアム・テル」は初めてだ。事前にCDを聴き、流れをつかんだが、実際に観ると想像以上のオペラだった。 まず例の序曲。中学生のころに初めて聴いた…

インキネン/日本フィル(横浜定期)

インキネンが久しぶりに日本フィルに戻って、横浜定期を振った。2023年4月の東京定期以来だ。わずか1年半ぶりにすぎないが、もっと間があいた気がするのはなぜだろう。日本フィルがカーチュン・ウォン時代に入ったからか。 1曲目はグラズノフのヴァイオリン…

東京都美術館「田中一村展」

東京都美術館で「田中一村展」が開催中だ。わたしは平日の午前中に行った。会場はかなり混んでいた。すごい人気だ。人気の理由は、分かりやすい作風と、一村(いっそん)の生涯のドラマ性にあるだろう。 代表作「アダンの海辺」(1969)(チラシ↑の作品)と…

オロスコ・エストラーダ/N響

アンドレス・オロスコ・エストラーダがN響に初登場した。オロスコ・エストラーダはすでにウィーン・フィルの日本公演を振ったりしている。聴いた方も多いだろう。わたしは初めて。どんな指揮者かと興味津々だ。 1曲目はワーグナーの「タンホイザー」序曲。オ…

山田和樹/N響

山田和樹が指揮するN響定期Aプロ。1曲目はルーセルの「バッカスとアリアーヌ」第1組曲。第2組曲は時々演奏会で取り上げられるが、第1組曲は珍しい。華やかで躍動的な音楽から始まる。演奏会のオープニングにふさわしい。その後も舞台上で生起するバレエの動…

ノット/東響

ジョナサン・ノットの音楽監督の任期があと1年となり、一つひとつの演奏会が貴重なものになってきた。昨日は定期演奏会。1曲目はラヴェルの「スペイン狂詩曲」。もちろん良い演奏だったが、匂い立つような香気はなかった。 2曲目はミカエル・ジャレル(1958‐…

コンヴィチュニー演出「影のない女」

東京二期会が上演したオペラ「影のない女」が炎上している。炎上の原因はペーター・コンヴィチュニーの演出だ。わたしは観ていないので伝聞情報だが、リヒャルト・シュトラウスの音楽を一部カットしたり、入れ替えたりしたようだ。またホフマンスタールの台…

ルルー/日本フィル

フランソワ・ルルーが日本フィルを振るのは2度目だ。初めて振ったのは2022年。ラザレフの代役だった。ルルーはいうまでもなく世界的なオーボエ奏者だが、当時、指揮者としてはどうなのかと、期待と不安が入り混じった。だがすばらしい出来だった。メインの曲…

指揮者の引退

97歳のブロムシュテットがN響のA、B、Cのすべてのプログラムを振って帰国した。わたしはAプロ(オネゲルの交響曲第3番「典礼風」とブラームスの交響曲第4番)とCプロ(シューベルトの「未完成」と「ザ・グレート」)を聴いた。Aプロのときはオーケストラのコ…