2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧
インキネンの日本フィル首席指揮者としての最後の東京定期。曲目はシベリウスの「クレルヴォ交響曲」。記念碑的な作品によるこれ以上ない舞台設定だ。 「クレルヴォ交響曲」は何度か聴いたことがある。ハンヌ・リントゥ指揮の都響、パーヴォ・ヤルヴィ指揮の…
ルオー展が開かれている。パナソニック汐留美術館の所蔵品を主体に、パリのポンピドゥー・センターや国内の美術館の作品を加えた構成だ。美術学校を出たころの娼婦や道化師を描いた作品から、2度の大戦をへて、晩年の輝くばかりの色彩の作品まで、ルオー(18…
原田慶太楼指揮日本フィルの横浜定期はトラブル発生で、ライブならではの面白さだった。1曲目はドヴォルジャークのチェロ協奏曲だが、冒頭でファゴットの1番奏者の楽器にトラブルが起きた。奏者がしきりに楽器をいじっているが、直らない様子。奏者も慌てて…
パーヴォ・ヤルヴィ指揮N響のリヒャルト・シュトラウス・プロ。バレエ音楽「ヨセフの伝説」から交響的断章と「アルプス交響曲」。2曲はほとんど同時期に書かれた。「ヨセフの伝説」は1912~1914年、「アルプス交響曲」は1911年~1915年。オペラでいうと、「…
ウルバンスキ指揮東京交響楽団の定期。ウルバンスキを聴くのは初めてだ。1曲目はプロコフィエフのバレエ音楽「ロミオとジュリエット」から12曲が演奏された。ウルバンスキ自身が「ぶらあぼ」のインタビューで語っているが、ストリーを追って組み立てられてい…
坂本龍一が3月28日に亡くなった。多くの方が追悼の声をあげている。わたしも意外なほどダメージを受けた。なぜだろう。たぶん同学年だからだ。坂本龍一はわたしよりも1歳年下だが、早生まれなので、学年は同じだ。坂本龍一は都立新宿高校、わたしは都立小山…
先日、千葉交響楽団(以下「千葉響」)の「ありがとうコンサート」に行った。「ありがとう」の意味は3通りあるそうだ。一つ目は5弦のコントラバスの購入のためのクラウドファンディング成功への「ありがとう」。二つ目は4月から2年余りの大規模改修工事に入…
アントネッロ・マナコルダAntonello Manacordaが読響を振った。マナコルダはイタリアのトリノ生まれ。クラウディオ・アバドが設立したマーラー室内管でコンサートマスターを務めた。指揮はヨルマ・パヌラに学んだ。詳細は省くが、本人のホームページによると…
「ブルターニュの光と風」展が始まった。フランス北西部の大西洋に突き出したブルターニュの小都市カンペール。そこの美術館の引越し展だ。 全体は3章で構成されている。第1章は「ブルターニュの風景―豊饒な海と大地」。サロン(官展)の画家の作品が中心だ…