2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧
今年4月に京都市交響楽団の常任指揮者に就任した沖澤のどか。さっそく東京でのお披露目公演が開催された。1曲目はベートーヴェンの交響曲第4番。なんの衒いもなく、自分の中の自然なベートーヴェンを演奏した感がある。肩肘張らずに、音楽的に充実しているこ…
ロレンツォ・ヴィオッティ指揮東京交響楽団の定期。プログラムはベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」とリヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」。 演奏中にアクシデントが起きた。「英雄」の第1楽章コーダに入ったあたりで、LDブロックのわたしの席の近く…
国立新美術館で「テート美術館展」が開催中だ。会期は10月2日まで(その後、大阪に巡回)。すでに多くの方がご覧になったと思うが、まだの方もいるだろうから、ご紹介したい。コロナ禍以来、大型の海外美術館展が難しくなっている中で、貴重な展覧会だ。イギ…
作曲家の西村朗さんが9月7日に亡くなった。享年69歳。70歳の誕生日の前日の逝去だった。右上顎がんだったそうだ。まだ若いのに‥と思う。今年の夏は7月11日に外山雄三さんが92歳で亡くなり、8月15日に飯守泰次郎さんが82歳で亡くなった。まったくなんていう夏…
マリオ・ヴェンツァーゴは1948年、スイスのチューリヒ生まれ。読響には2021年11月に初登場したが、わたしは聴かなかったので、今回が初めて。 1曲目はスクロヴァチェフスキ(1923‐2017)の「交響曲」(2003)。日本初演だ。スクロヴァチェフスキは今年生誕10…
N響の近年の音楽監督・首席指揮者の推移を見ると、デュトワ→アシュケナージ→ヤルヴィ→ルイージと、プログラムも演奏スタイルも革新→保守のパターンが繰り返されているように見える。ルイージが指揮する9月の定期演奏会Aプロはオール・リヒャルト・シュトラウ…
山田和樹指揮日本フィルの定期演奏会。1曲目はモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」。弦の編成は16型。だが、演奏が始まると、目を疑った。16型の弦楽器群の、半分しか演奏していない。残りの半分は弓を構えているだけだ。なぜ弓を構えてい…
高関健指揮東京シティ・フィルの定期演奏会。冒頭に先日亡くなった飯守泰次郎さんの追悼のためにワーグナーの「ローエングリン」から第1幕への前奏曲が演奏された。月並みではない選曲に指揮者とオーケストラの気持ちがこもる。 追悼演奏終了後、1曲目はリゲ…