2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧
イラン・ヴォルコフは2017年9月のサントリーホール・サマーフェスティヴァルでツェルハ、ハースなどの現代曲を振った(オーケストラは東響)。力のありそうな指揮者だと思った。わたしは注目した。そのヴォルコフが読響の定期に初登場。先日の「ウンスク・チ…
新国立劇場で「ヘンリー五世」が上演されている。2009年の「ヘンリー六世」3部作から始まり、2012年の「リチャード三世」、2016年の「ヘンリー四世」2部作と続いたシェイクスピアの歴史劇シリーズは、今回の「ヘンリー五世」でひとまず完結だろうか。イング…
新国立劇場の「フィデリオ」は、終演後(予想通りというべきか)ブーイングが飛んだが、わたしは面白かった。今まで観た「フィデリオ」の中で一番面白いと思った。その理由をまず書きたい。 「フィデリオ」の台本で一番ひっかかる箇所は、刑務所長ドン・ピツ…
下野竜也が指揮した都響のB定期。なんといっても、2曲目のコリリアーノ「ミスター・タンブリンマン―ボブ・ディランの7つの詩」が注目されたが、まずは1曲目、メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」から。 下野竜也らしい、ぐいぐい押すような、剛…
パーヴォ・ヤルヴィ指揮N響のCプロは、楽しみにしていたプログラム。1曲目はヴェリヨ・トルミス(1930‐2017)という作曲家の「序曲第2番」(1959)。トルミスはパーヴォの祖国エストニアの作曲家。パーヴォは以前にもトゥール(1959‐)というエストニアの作…
日本フィルの第700回定期。わたしが定期会員になったのは1974年の春季からだが、それは第何回だったのだろうと、同フィルのホームページを見てみたら、第259回だった。それから400回以上も聴いてきたわけだ。 第700回定期はラザレフの指揮。この記念すべき定…
読響の次期常任指揮者にセバスティアン・ヴァイグレ(1961‐)が就任することが決まったが、大方の反応はどうなのだろう。今一つ盛り上がらないような気もするが。読響の発表のし方が、ホームページに掲載しただけで、とくにサプライズの演出はなかった。それ…
パーヴォ・ヤルヴィが指揮するN響A定期は、プログラム前半がベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。ヴァイオリン独奏はクリスティアン・テツラフ。テツラフは1993年以来、何度かN響と共演しているそうだが、わたしは初めてだろう。リサイタルも聴いたことがな…
ラザレフは東京定期ではロシア音楽を系統的に取り上げているが、横浜定期では自由にプログラムを組んでいる。今回はワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死が取り上げられた。 その演奏は、とくに前奏曲のほうで、ラザレフの、ワーグナーの…
ある方が「ガルミッシュには私も近いうちに行きたい」と書いておられた。その方は世界中を旅しておられるので、旅のノウハウは、わたしは足元にも及ばないが、他の方で(たとえば音楽好きの方や、山好きの方で)ミュンヘンに行ったついでに、ガルミッシュに…
高関健らしいよく考えられたプログラム。1曲目はムソルグスキーの交響詩「はげ山の一夜」(原典版)。原典版は、CDはもちろん、実演でも聴いたことがあるように思うが、今回ほど衝撃力のある演奏は初めて。冒頭のトランペットの刻みからして、リムスキー=コ…
今年のラ・フォル・ジュルネで聴いてみようと思ったもう一つの演奏会は、貴志康一の交響曲「仏陀」。演奏は本名徹次指揮の東京シティ・フィル。貴志康一という名前は聞いたことがあるが、その作品を聴いた記憶はなく、またその生涯も知らなかったので、願っ…
今年のラ・フォル・ジュルネも、聴きたい演奏会がいくつかあったが、そのうち2つの演奏会を聴くことにした。昔のように、興味のある演奏会をどれもこれも、しかも連日出かけて聴く元気はなくなった。情けない。 だが、そんなわたしでも、食指が動く演奏会が…
友人4人を連れてオーストリアとドイツの旅に行き、添乗員の真似事をしてきました。以下はその旅日記です。 4月23日(月)。夕方にミュンヘン空港着。中央駅の近くのホテルにチェックイン後、皆さんとビアホールの「ホーフブロイハウス」へ。かつてはヒトラー…
アッリーゴ・ボーイト(1842‐1918)のオペラ「メフィストーフェレ」は、数年前にフランクフルト歌劇場で観る予定だったが、舞台スタッフのストライキのため、演奏会形式の上演に変更された。演奏そのものは熱演だったが、スペクタクル的な要素の強いオペラな…
本日無事に帰国しました。今回の旅ではオーストリアのチロル地方のアルプバッハという小村に3泊と、ドイツのバイエルン地方のガルミッシュ・パルテンキルヒェンという町に1泊がメインで、その前後にミュンヘンに3泊しました。写真↑はアルプバッハでのハイキ…