2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧
オスモ・ヴァンスカが東響に初登場した。1曲目はニールセンの序曲「ヘリオス」。ヴァンスカは読響を振っていたころに(もう何年も前だ)ニールセンやベートーヴェンの交響曲をよく演奏した。久しぶりなので、楽しみにしていた。 だが、演奏が始まると、当時…
昨年秋にSOMPO美術館で「カナレットとヴェネツィアの輝き」展を見た。予想以上におもしろかった。ブログを書こうと思っていたが、そのままになった。本展は今、京都文化博物館に巡回中だ(4月13日まで。4月24日から山口県立美術館に巡回する)。遅ればせなが…
東京シティ・フィルのティアラこうとう定期演奏会に行った。指揮は高関健。曲目はベートーヴェンの「コリオラン」序曲とピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ピアノ独奏は阪田知樹)そしてチャイコフスキーの「くるみ割り人形」第2幕(全曲)。 「コリオラン」序曲は…
都響の定期演奏会Aシリーズで現代ドイツの作曲家イェルク・ヴィトマン(1973‐)の新作「ホルン協奏曲」が日本初演された。ホルン独奏はベルリン・フィルの首席ホルン奏者シュテファン・ドール。指揮は大野和士。 演奏会が始まる。大野和士が登場する。だが独…
ヴァイグレ指揮読響の「ヴォツェック」。4管編成のオーケストラが舞台を埋める。すごい人数だ。その大編成のオーケストラにもかかわらず、歌手の声がよく通る。今回は演奏会形式上演なので、オーケストラはピットに入らずに、舞台に並ぶ。それにもかかわらず…
東京シティ・フィルの定期演奏会。高関健の指揮でヴェルディの「レクイエム」。前日にカーチュン・ウォン指揮日本フィルでマーラーの交響曲第2番「復活」を聴いたばかりだ。2曲はともに「死」に向き合った作品だ。普通はヴェルディの「レクイエム」とマーラ…
日本フィルの定期演奏会は金曜日と土曜日にある。わたしは土曜日の定期会員だが、3月は都合により金曜日に振り替えた。 指揮はカーチュン・ウォン。曲目はマーラーの交響曲第2番「復活」。第1楽章の冒頭のテーマが歯切れのよい音で鳴った。このテーマはだれ…
駒沢大学駅から歩いて数分の向井潤吉アトリエ館。洋画家の向井潤吉(1901‐1995)の住居兼アトリアだった建物をそのまま使った美術館だ。向井潤吉の生活空間の中で作品をみることができる。わたしが行ったのは平日の午前中だが、10人程度の人が来ていた。向井…