2008-01-01から1年間の記事一覧
先日、近くのスーパーのワイン売り場をのぞいていたら、サン・ジミニャーノという文字が眼に入りました。サン・ジミニャーノとはイタリアのトスカーナ地方の町の名前です。これは懐かしい!ということで、一本買ってきました。ワインの名前はヴェルナッチャ…
今年もそろそろ終わりになってきた。社会ではいろいろ気の重い出来事があったが、ここでは音楽にかぎって、この一年を振り返りたい。今年も多くの演奏会やオペラに行くことができた。感謝の思いをこめて、今年のベスト3を。 実は、今年のベストワンは、かな…
南アフリカのプロダクションによるモーツァルトのオペラ「魔笛」が来日公演中だ。題してソウル・オペラ。宣伝文句によると、モーツァルトの音楽がゴスペル、ソウル、ジャズ、伝統歌唱、ブラック・ミュージックなどに生まれ変わるとのこと。なんだか気になっ…
フランスのピアニスト、ロジェ・ムラロがメシアンの「幼な子イエスにそそぐ20の眼差し」を演奏した。同曲は去る10月に児玉桃もひいたが、残念ながらきけなかったので、期待して出かけた。 第1曲の「父の眼差し」が始まると、低音の深々とした、柔らかい音響…
読響の12月定期は、広上淳一を指揮者に迎えて、次のようなプログラムが組まれた。 (1)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲(ヴァイオリン:ルノー・カプソン、チェロ:ゴーティエ・カプソン) (2)ブラームス(シェーンベルク編曲):ピ…
ドイツの作家ギュンター・グラスの自叙伝「玉ねぎの皮をむきながら」(依岡隆児訳)を読んだ。2006年のドイツ国内での出版前から、少年時代にナチスの武装親衛隊SSに所属していたことを告白していると報道され、物議をかもした本だ。 戦争が勃発した少年時代…
新国立劇場のオペラ部門が現体制になってから、足が遠のいてしまったが、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の新制作なので行ってきた。初台の駅のホームを歩きながら、いつ以来だろうかと考えた。5月の「軍人たち」以来だ。 タイトル・ロールはルチオ・…
来年はヘンデルの没後250年に当たるので、今からいくつかの企画が進行中だ。その一つの東京オペラシティ+バッハ・コレギウム・ジャパンによる「2007→2009ヘンデル・プロジェクト」の一環として、昨日、オラトリオ「ユダス・マカベウス」が演奏された。ヴィ…
現代アメリカの人気作曲家ジョン・アダムズのオペラ「フラワリング・ツリー*花咲く木」を東京交響楽団が演奏会形式で上演した。指揮は大友直人、3人の独唱者は外国から迎えて(そのうちの2人は2006年の初演メンバー)、合唱は東響コーラス。演出はこのオペ…
国立新美術館とサントリー美術館でピカソ展がひらかれている。ピカソはやっぱり気になる。会期末がせまってくるなか、強引に時間をつくって行ってきた。サントリー美術館は午後8時まで開館しているので助かる。 ピカソは、周知のように、青の時代、バラ色の…
土日で一足早い忘年旅行に行ってきました。職場の有志11名が参加し、全員男性、場所は群馬県の水上温泉でした。 皆さんは車に分乗して向かいましたが、私は読みかけの本を読みたかったので、列車にしました。夕方着けばいいので、のんびり鈍行列車の旅。読む…
前回のブログではロッシーニのオペラについて書き、前々回はベートーヴェンの交響曲について書いた。ロッシーニとベートーヴェンでは相当ちがう。では、結局だれが好きなのか。以下、私の好きな作曲家について。 私の好きな作曲家はだれかと考えるとき、考察…
日本人にも人気の高いイタリアのペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル(以下、ROF)が初来日した。演目は2007年新制作の「オテッロ」と2008年新制作の「マホメット2世」で、ROFの今を伝えるものだ。私は幸い昨年現地で「オテッロ」をみることがで…
昨日は読響の定期に行った。読響は去年からオスモ・ヴァンスカの指揮でベートーヴェンの交響曲の全曲演奏を続けているが、昨日は次のようなプログラムが組まれた。 (1)ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 (2)ベートーヴェン:交響曲第4番 (3)ベートー…
今、鎌倉文学館で「企画展 吉田秀和 音楽を言葉に」がひらかれている。音楽評論家の吉田秀和さんが鎌倉市の名誉市民となったことを記念したものだ。この企画展のことを知ったとき、早く行きたいと思ったが、なかなか行けずにいた。昨日の日曜日にやっと行く…
昨日の東京は、小雨のふる寒い日曜日だった。私は、傘をさしながら、渋谷の映画館に向かった。今上映中のドキュメンタリー映画「帝国オーケストラ」をみるためだ。この映画は、ヒトラーが政権をとった1933年から敗戦の1945年までのベルリン・フィルを、当時…
国立西洋美術館でハンマースホイ展が開かれている。早く行きたいと思いながらも、なかなか行けずにいたが、夜間開館日の昨日、やっと行くことができた。 おそらく多くの人たちと同じだろうが、私がハンマースホイの名前を知ったのは、2007年の「オルセー美術…
指揮者のジャン・フルネが亡くなった。95歳だというから、長寿のほうだ。生前の名演奏に感謝をこめて、ご冥福を祈る。 今思い返してみると、フルネは私にとっては、なによりもまず、ショーソンの交響曲を教えてくれた人だった。この曲は1880年代から90年代に…
児玉桃がメシアンの「鳥のカタログ」を演奏した。メシアンは20世紀フランスを代表する作曲家の一人で、今年は生誕100年に当たる。そこで、さまざまな作品が演奏されているが、この演奏会もその一つだ。 「鳥のカタログ」は独奏ピアノ曲集で、第1巻から第7巻…
夕刊によると、今日は東京で木枯らし1号が吹いたそうですね。そういえば午前中は風が強かったようですが、私は家でレコード(古いですね!)をきいていました。 午後になってからは、あんまり天気がよいので、近郊の「寺家ふるさと村」に行ってきました。こ…
先週は日本フィルの定期があった。その翌日には「騎士オルランド」があり、記録はそちらのほうが先行してしまったが、日本フィルも印象に残っているので、かいておきたい。 指揮は尾高忠明で、プログラムは次のとおりだった。 (1)モーツァルト:交響曲第35…
北区が毎年この時期に開催している「北とぴあ国際音楽祭」で、ハイドンのオペラ「騎士オルランド」が上演された。アーノンクールの名盤でその音楽の素晴らしさはよく知っていたが、舞台をみることができるのは遠い先だと思っていたので、嬉しい驚きだ。 粟國…
新国立劇場で「山の巨人たち」が、初日の幕を開けた。イタリアの作家ピランデルロの未完の遺作だ。以前に「作者を探す六人の登場人物」を読んで衝撃を受けた私は、期待と不安(何の予備知識もなしに、ぶっつけ本番で舞台をみて、十分に理解できるだろうかと…
指揮者の下野竜也は、デビュー以来さまざまなオーケストラを振りながら、継続してヒンデミットを取り上げている。昨日の読響の定期でも、ヒンデミットのプログラムを組んだ。 (1)ヒンデミット:シンフォニア・セレーナ (2)ヒンデミット:前庭に最後のラ…
土曜日は久しぶりに結婚式に出席しました。今流行りの人前結婚式とレストラン・ウエディングなるもので、私は初めての経験でした。でも、あまり本質的な(?)新しさは感じられませんでした。むずかしいものですね‥。 レストランは目黒の閑静な住宅街にあっ…
都響が初顔合わせの若手指揮者イラン・ヴォルコフを迎えて、以下のプログラムを演奏した。 (1)ドビュッシー:バレエ音楽「遊戯」 (2)メシアン:トゥランガリラ交響曲(ピアノ:児玉桃、オンド・マルトノ:原田節) 実に大胆なプログラムだ。すでに何回も…
<メモ> 新国立劇場が三島由紀夫の「近代能楽集」から「綾の鼓」と「弱法師」(よろぼし)を上演した。どちらも若手演出家の遠慮がちな手が感じられる舞台で、不完全燃焼の感をぬぐえない。現体制になってからこの種の舞台が増えているような気がするが、ど…
全国にちらばっている職場の仲間の集まりで京都に行ってきました。昨日は宴会、今日は山歩きで、今帰ったところです。 今日の山歩きは、嵯峨野の念仏寺から渓流沿いの道を歩いて、清滝、高雄にいたるコース。コースタイムは2時間くらいですが、私たちは2時間…
帰国の日は、飛行機が夜行便だったので、夕方まで時間が空いた。朝はホテルでゆっくりすごして、11時頃から何人かの方々とモンマルトルの丘に行ってみた。ちょうど日曜日だったので、サクレ・クール寺院ではミサがおこなわれていて、この寺院のオルガンの音…
最終日はパリだった。夕方、プラハからパリに着いて、皆さんは買い物やナイトショーで自由時間を過ごしたが、私はコンサートに行った。折からハンガリーのブダペスト祝祭管弦楽団が来ていて、音楽監督のイヴァン・フィッシャーの指揮でマーラーの交響曲第3番…