2025-09-01から1ヶ月間の記事一覧
ノットが指揮する東響がバッハの「マタイ受難曲」を演奏した。今年の注目公演のひとつだ。オーケストラと合唱は2群に分かれる。まずオーケストラは弦楽器が12型を2分割した編成。合唱は総数で100名を超えた。ピリオド・スタイルの演奏と比べれば大きいが、モ…
ケント・ナガノが読響に初登場。曲目はマーラーの交響曲の中でも一番の難物の第7番だ。どんな演奏になるか。大いに注目した(なお、付言すれば、ケント・ナガノと読響はその4日前にシューベルトの交響曲「グレイト」をメインとするプログラムで初顔合わせを…
西村朗は2023年9月7日に亡くなった。享年69。思いがけない早逝だった。昨晩は西村朗に捧げるコンサートが開かれた。 1曲目は3本のギターのための「ピパ」。徳永真一郎、岡本拓也、松田弦の3人がトレモロで繊細な線を描く。琴のような音だ。2曲目は十七絃箏と…
先日、「田邊稔の日本フィル物語」(↑)を読んで、感想を書いた。今度は日本フィルとわたしの関係を振り返ってみたい。 わたしが日本フィルの定期会員になったのは1974年春季からだ。当時は大学4年生だった。それ以来日本フィルの定期会員を続けている。もう…
ファビオ・ルイージ指揮N響の定期演奏会Aプロ。1曲目はベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」。ピアノ独奏はイェフィム・ブロンフマン。冒頭のオーケストラの音が良い音だった。ベタッと潰れずに、弾みがある。すぐに入るピアノの音がまた良い音だ。気…
カーチュン・ウォン指揮日本フィルの東京定期。曲目はマーラーの交響曲第6番「悲劇的」。開演前にステージを見ると、コントラバスが10本並んでいる。えっ?弦楽器は18型か?と。やがて楽員が登場する。弦楽器は16型だ。16‐14‐12‐10‐10だ。通常の16型よりコン…
日本フィルの旧財団は、フジテレビ・文化放送の援助を打ち切られて、1972年6月に解散した。管楽器の首席奏者などの一部の楽員は、小澤征爾を担いで、新日本フィルを立ち上げた。一方、日本フィル労組の組合員などは日本フィルに残り、フジテレビ・文化放送を…
高関健指揮東京シティ・フィルがヴェルディのオペラ「ドン・カルロ」を演奏会形式で上演した。事前に火刑の場(第2幕第2場)はカットと告知された。舞台上演であれば見せ場となる火刑の場をカットするのかと危うんだが、演奏会形式だと違和感がなかった。 イ…
日本画家・川端龍子(かわばたりゅうし)(1885‐1966)は戦時中に戦争画を描いた。その戦争画の一部が、現在、大田区立龍子記念館で展示されている。「時局と画家 川端龍子の1930~1940年代」展だ。 たとえば「椰子の篝火」(1935)や「源義経(ジンギスカン…